2019年7月28日日曜日

ビット・プレイヤー

ビット・プレイヤー グレッグ・イーガン ISBN4150122237 ハヤカワ文庫SF

短編集。さすがのイーガン。安定のクォリティ。

七色覚
先天的な色覚異常を補うためのインプラントをハックして通常よりも優れた色覚を 得た人々が、社会の変化に再び取り込まれる。
不気味の谷
高名な脚本家のダンプコピーとして作られたアンドロイドが、意図的に作られたと思われる記憶の空白を追求する。
ビット・プレイヤー
人格を持って作られてしまったゲームのNPCがゲームのルールをハックすることを試みる。
失われた大陸
アラビア
鰐乗り
銀河中に知的種族が拡散している世界。銀河中心のバルジ部分だけは、外部との接触を断っていた。 バルジ部分内部の通信を解析し、内部の「孤立世界」と交信を行おうと試みる。 恒星系もなにもない空間に何かを作るために、通常のロケットを使うと減速のために推進剤が 必要になり、非常に効率が悪いので、3方向からタイミングを厳密に図ってロケットを打ち出し、 互いの磁気作用で減速する、というガジェットは始めてみた。とても面白い。
孤児惑星
恒星間の空間を漂っているにも関わらず、生物が生存可能な温度を保っている謎の惑星。 内部には複雑で知的な生態系があった。

ビット・プレイヤー (ハヤカワ文庫SF)
グレッグ イーガン
早川書房
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