螺鈿迷宮
ISBN4041009170
角川書店
「桜宮サーガ」を構成する一作。東城医大病院と対をなし、先進的な終末期医療で知られる桜宮病院は、 地方の検死解剖を一手に引き受けてもいたが、 バチスタスキャンダルの煽りをくらって閉院間近となっていた。 この桜の宮病院に取材に行ったきり消息を絶ったチンピラの調査を頼まれた 落ちこぼれ医学生天満大吉は、ボランティアとして潜入するが、 同様に潜入していた姫宮の手で怪我人となり入院することに。。 次々に亡くなり即座に解剖される患者たちの死は自然死なのか?
終末期医療、自殺サイト、オートプシー・イメージングなどの問題を織り込みながら エンターテイメントとして仕上げているのはさすが。ただ、この話はちょっと プロットが複雑すぎるかなあ。。 完全な傍観者と思っていた主人公が実は本人の知らぬ間に深く関わっていた、という どんでん返しにはびっくりした。
なんか2014年にドラマ化するみたいだけど、天馬くんは出てこず、田口先生がでてくるみたいなので、 また換骨奪胎なのだろうなあ。 白鳥が仲村トオルっていうのはどうなんだろう?年齢的にも狂気的にもあってないような気がするんだけど。 田口先生をやったほうがまだしっくり来るような。
新装版 螺鈿迷宮 (角川文庫)
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角川書店 (2013-07-25)
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