官僚のレトリック―霞が関改革はなぜ迷走するのか
ISBN4103251514
新潮社
民主党への政権交代前、自民党政権下で進んでいた 公務員制度改革がどのように進み、どのように失敗したかの 証言。著者は経産官僚で、自民党政権時に行革大臣補佐官を つとめた人物。
発行は2010年5月。3年経ったがその後も公務員改革は 絶望的に進んでない。前回はかなり熱心だった安倍政権だが 今回は目立った動きが無いのはなんでなんだ。 そんなことをやっているだけの余裕が無いのかもしれないし、 渡辺喜美がいないせいなのかもしれない。
制度全体の設計を変えずに天下りを取り締まるのはたしかに 無理がある。しかし全体の制度を変更するには、明治維新か 敗戦並みの出来事がないと無理なんだろうなあ。
善意の有能な人間がそれぞれの立場で全力を尽くした結果、 全体としてはまったくおかしな方向に行ってしまう現在の システムは明らかに間違ってるんだが。。
0 件のコメント:
コメントを投稿