有限と微小のパン
ISBN4062732947
講談社文庫
S&Mシリーズの最終作。1作目「すべてがFになる」のサブタイトルが「The Perfect Insider」であったのに対して、こちらには「The Perfect Outsider」というサブタイトルがついている。
萌絵と二人の友人は、萌絵の幼少時の許嫁にして、ナノクラフト社の社長塙の招待に応じて、 ナノクラフトが本社を置く長崎のユーロランドなるテーマパークを訪れ、 不可解な殺人事件に巻き込まれる。ナノクラフト社は、真賀田 四季と協力関係にあった。
Virtual Reality や Augmented Reality 的な話が出てきておもしろい。1998年当時は 相当斬新だったんじゃないだろうか。トリックはトリックと言うほどのものでもない感じ。反則気味。
一般人モードの四季が描写されているのは初めてかも。 随分古い作品のような気がしていたのだけど、「綾波レイ」が言及されている。 よく考えるとエヴァンゲリオンは1995年だから、1998年にでたこの話よりも古いのか。。
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