2011年4月27日水曜日

有限と微小のパン

有限と微小のパン 森 博嗣 ISBN4062732947 講談社文庫

S&Mシリーズの最終作。1作目「すべてがFになる」のサブタイトルが「The Perfect Insider」であったのに対して、こちらには「The Perfect Outsider」というサブタイトルがついている。

萌絵と二人の友人は、萌絵の幼少時の許嫁にして、ナノクラフト社の社長塙の招待に応じて、 ナノクラフトが本社を置く長崎のユーロランドなるテーマパークを訪れ、 不可解な殺人事件に巻き込まれる。ナノクラフト社は、真賀田 四季と協力関係にあった。

Virtual Reality や Augmented Reality 的な話が出てきておもしろい。1998年当時は 相当斬新だったんじゃないだろうか。トリックはトリックと言うほどのものでもない感じ。反則気味。

一般人モードの四季が描写されているのは初めてかも。 随分古い作品のような気がしていたのだけど、「綾波レイ」が言及されている。 よく考えるとエヴァンゲリオンは1995年だから、1998年にでたこの話よりも古いのか。。

有限と微小のパン (講談社文庫)
森 博嗣
講談社
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