羅城門の怪―異界往来伝奇譚
ISBN404703360X
角川選書
羅城門に関わる怪奇譚や、それに題をとった文学作品に関する論考集。 芥川龍之介の作品はなぜか「城」でなくて「生」の羅生門なのね。
たしかに意外というかなんというか、羅城門は藤原道長がぶいぶいいわせていたころには すでに倒壊して存在しなかったのだそうだ。再建する財力がなかったということなのか。 wikipedia によると倒壊が980年。道長の生年が966年だから14の頃に倒壊ということか。
小学校の時に漫画日本の歴史で読んだ、 伴大納言の応天門放火事件の顛末が、この本で紹介されている 「宇治拾遺物語」の記述にかなり忠実だというのにちょっと驚いた。
0 件のコメント:
コメントを投稿