顔のない男
ISBN4163196404
文藝春秋
連作短編というか,長篇.父親が残した株で不自由無く生活していた40過ぎの男性「空木精作」が空き地で撲殺されて発見される.被害者は,世間との関わりを持たず,いわば「顔のない男」だった.刑事原口と又吉は,被害者の本棚から発見されたノートに導かれて,事件を追う.それには被害者の父親の元部下の興した「栄光商事」と「エンジェル」と呼ばれるある種の麻薬が絡んでいた.
ニ転三転するので,読み直してみないと事件の経緯が把握できなかったり. アウトローだが検挙率は抜群の原口と新米刑事又吉のペアは,なんともありきたりだが 安心感がある.
どうでもいいが,同名のBL系小説があるようで,amazon で検索するとそちらが先にひっかかってやな感じ.
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