青い星まで飛んでいけ
ISBN4150310238
ハヤカワ文庫JA
短編集。彗星をくりぬいて作られた都市からの脱出を計る二人を描いた「都市彗星のサエ」、胸に抱いた瓶でそだてるコケを巡る「グラスハートが割れないように」、オケラのような異星人との交流というか交接を描く「静寂に満ちていく潮」、天職を見抜く才能をもった主人公の苦悩を描く「占職術師の希望」、スキャンされ計算機中のシミュレーションとして生きる人々と、それを支える感情を失った人類インフラストラクチャー、さらにインフラストラクチャーに作られた少女ツルギを描く「守るべき肌」、人類が作り人類の後継となった知性を構成する船団と他の知性との交流を描く「青い星まで飛んでいけ」の6編。
うまいし、普遍的な価値を持つ作品だと思う。だからこそ「どんだけ」とか、数年たったら分からなくなってしまうような言葉は使わない方がいいと思うんだけどな。後世の人が戸惑うから。
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