2011年6月23日木曜日

はじめての言語ゲーム

はじめての言語ゲーム 橋爪大三郎 ISBN4062880040 講談社現代新書

言語ゲームとは、哲学者ウィトゲンシュタインによって提案された「言葉」を人と人のかかわりの中の機能として捉える考え方。 ゲームという訳はあまりよくないのではないだろうか。 ドイツ語のspiel からきているらしいが、英語でいえばgameよりもplayのほうが近いらしいい。

ウィトゲンシュタインの思想の変遷、朱子学や仏教への言語ゲームの適用など、浅くではあるが広く議論が展開されている。 すごくわかりやすいし、読みやすい。時代背景やヒトラーなど同時代人とのかかわりを描くことで いきいきと描写されている。NHKで1時間ぐらいの番組にしたらいいんじゃないだろうか。

はじめての言語ゲーム (講談社現代新書)
橋爪大三郎
講談社
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