ギターだけは得意な引きこもり少女がバンドを組むお話。 楽曲がよい。ギターの練習したくなる。
原作の漫画もちょっと読んでみたが、非常に丁寧にアニメ化されていることがわかる。 こんなふうにアニメ化してもらって原作者も嬉しかっただろうなあ。
とか見た映画とか
先日なくなったグレッグ・ベアの1990年の作品。邦訳は1997年に出ている。25年ぶりの再読。
人体改造やナノテクによるセラビーが一般的になり、アルファ・ケンタウリに調査船がとどく2047年。2048年に迎えるバイナリミレニアム(2の11乗)を前にして世間は盛り上がっている。
高名な詩人ゴールドスミスが8人の弟子を惨殺してすがたをくらました。変容者の捜査官のマリア・チョイはゴールドスミスを追ってヒスパニア(多分キューバ)に飛ぶ。ゴールドスミスの弟子リチャードは、ゴールドスミスの凶行を理解しようとする。潜脳の専門家マーティンは、研究所の再建を条件にゴールドスミスへの潜脳を行う。一方、アルファ・ケンタウリで発見した知的生命体の痕跡が、間違いだったことを知ったAIは、孤独を覚えた結果、ついに自己意識を獲得する。
voodooに関する言及は予備知識が無くて全然わからなかった。。潜脳の描写が斬新。
これは噂に違わぬクソ映画。しかも、うまく作れなくてクソになっちゃった、というのではなく、完全にコントロールしてクソを作っているあまり例を見ないケース。豪華な俳優陣、現代的なレベルのCG、特に破綻のない演出、で結果としてすべりまくっている。なんだこれ? すごく美味しい食材をすごく丁寧に調理したのに、食材と調理法があってなくて大惨事、というかんじか。これは、映画館で1800円払ってみたら、激怒したと思う。ちょっと料理の仕方を変えるだけで傑作になりそうなだけに腹立たしい。
監督は時効警察の三木聡。時効警察と俳優も重なっている。どちらにも登場する、ふせえりは奥さんなのか。。初めて知った。時効警察はだいすきなんだけどなあ。リブート作品ではなく、あのゴーストバスターズの続編。ゴーストが出なくなったことによって、ゴーストバスターズは解散、メガネの学者イーガンはオクラホマの農場に引っ込んでいたが亡くなる。イーガンの娘と孫二人が農場に移り住んだところ、その街では奇妙な地震が繰り返し起こっていた。
旧作ファンじゃなくても楽しめる作りにしているのかとおもったら、最後に4人がいいところを持っていってしまって、お客を選ぶ感じ。エンドテロップのあとに、ストーリーとは全く関係なくシガニー・ウィーバーまででてくるし。
主役のメガネっ娘をやってるMckenna Grace はとても可愛らしい。今後に期待。
しかし、Ray Parker, Jr.の曲は名曲だな。このシリーズの魅力の3割ぐらいはこの曲由来かもしれない。
音楽的な位置づけを全く知らなかったが、黒人音楽を導入してカントリーとR&Bを融合したということなのね。1960年ぐらいまで黒人がテレビに出られなかったというのも驚きだ。 しかしこの役者さん、青年期から壮年期まで同じ人なんだろうか。体重で15キロぐらいコントロールしてそう。
hound dog が何度も出てくるが、代表的な曲の一つだったのか。たしかじゃりン子チエで誰かが「ゆえんなんばら はうんどどっぐ」と歌っていた。
極悪マネージャーのパーカーはトム・ハンクスだったのか! まったくわからなかった。
ディックの小説のトム・クルーズによる映画化。殺人事件の予知が可能になった世界。予知された殺人の犯人を捉える警官が殺人をおこなうとの予知がなされる。網膜スキャンを避けるために眼球を交換して真実を追求する。 主人公は罠にかけられていたわけだが、罠にかけた長官?は主人公が警官の追撃を逃れて殺人をまっとうすると信じてたのか?それはそれですごいな。
ディック原作の映画はどれもそうだが、どうせ原作とは全然違うんだろうなあ。読んでみよう。
漫画原作の映画化。殺しちゃいけないということだが絶対何人か死んでるだろ。 しかし、これはなかなか傑作だったのではないか。とてもおもしろかった。
堤真一はこういうサイコ野郎をやらせると最高だな。岡田准一、木村文乃のペアも原作のイメージ通りでよかった。 平手友梨奈もよかった。テロップ後に出てきた佐藤浩一はなんなんだ。続編へのひきか?
調べてみたらこの映画は2作目だったらしい。1作めも見てみよう。
biosim という会社が恐竜のDNA?を導入したイナゴが逃げ出して世界中で大暴れ。biosim社の種を使った場合には襲われない、とかいうモンサントのようなおはなし。biosim社の社長がエリック・シュミットっぽいのが気になった。
クローンの少女は前作にも出てたんだろうか? 多分全部みてるはずなのだが、全く覚えていない。 しらべてみたら、出てた。うーん。記憶は当てにならない。
むかしのジュラシックパークのキャラが再登場しているのかな。よく覚えていないのでわからない。。
熱帯の島を抜け出した恐竜たちが全世界に生息域を広げている、というのはいくらなんでも。あとbiosimに不時着したところが、ダムの上に氷が張っている場所のすぐそばが熱帯みたいになっているのも不思議。どういう設定なんだろう。
ジュラシック・ワールドでインターネットミームになった、ラプトルを制止するポーズを意図的にギャグとして使っている。そういうのもありか。
これでジュラシック・ワールド3部作も完結らしい。ジュラシックパークの一作目は、CGでどんな絵でも作れるようになった時代の幕開けだったが、いまやすっかり見慣れてしまった。これでいいのか。
Five Star Storiesは1巻からずっと買っている 私だが、なぜかこの映画は見に行っていなかった。
わずか70分の映画だがそれでもやや長く感じてしまうほど何もない。gothic made戦は一回だけだが、それも盛り上がりに欠けるというか。圧倒的に強いことを素直に表現すると、まあそうなっちゃうよね。
マークII と破裂の人形が微妙に登場。せっかくだからもっとみたかった。
あのうざい生き物はスエゾウみたいなものだったのか。。
カイゼリンの描写はすごい。まあ、描きたかったのはここだけなんだろう。しかし今のCG技術でやればもっと簡単に派手な映像作れるので、もう一回作ってくれないかなあ。
2018年のヒューゴー、ネビュラ、ローカストリプル受賞
1956年、巨大な隕石がアメリカ東海岸を直撃、大量の水蒸気が待機に放出され、海水が蒸発するような温暖化が予測された。これに対応するために、アメリカ政府は宇宙進出を加速する。
というあらすじでなにかハードな展開を期待したのだけど、話は主人公のユダヤ人女性が様々な困難を乗り越えて宇宙飛行士になる、というジェンダー色の強いもので、なんというかおもてたのと違う。面白くなくはないけど、トリプル受賞か。。うーん。なんというか、全くセンス・オブ・ワンダーがない。
この時代を舞台にした改変ものSFをパンチカードパンクというらしい。
二つの口から同時に発話する「ホスト」との対話のために、双子に特殊な養育を施した「大使」を開発し、円満な関係を築いていたエンバシータウン。「ホスト」の「ゲンゴ」では事象として存在するものしか発話することができず、真実に反することを考えることもできない。
本国から送られて来た、双子ではない「大使」の言葉が「ホスト」たちに麻薬的な効果を持ち、しかもそれが伝染性だったため、世界全体が滅亡の危機を迎える。
大変示唆に富んでおり面白かった。言語学にもう少し詳しければもっと楽しめたのだろうか。 あと長すぎる。。二段組で500ページはなあ。。話が動き始めるまでに100ページ。きびしい。
人新世とは、人類の活動が気候変動に影響をあたえるようになった地質年代を指すらしい。ちなみにヒトシンセイと読む。なんか不自然。
資本主義の野放図な広がりが気候変動に影響を与えているので、コミュニティ主導の経済を立て直して歯止めをかけなければならない、という主張はまあ理解できる。
問題はなぜそれに、マルクスを持ち出して来る必要があるのか。マルクスが晩年それまでの主張を変えて環境への影響に言及していた、とかわりにどうでもいい。今時の読者が、マルクスが言ってたことならそうなんだろう、などとありがたがると思っているのか。
2021年の映画。Amazon Primeで。これはまれに見るクソ映画だ。
スペースシャトルでの軌道作業中に未知の存在に襲われて同僚を失った主人公Brianは、 この事件の責任を問われて解職、離婚し自暴自棄の生活を過ごしている。 もうひとりの主役KCは月が空洞の人工物だと主張するもだれにも相手にされていないオタク。
ある日、月が軌道からそれて地球に落ちてくる。その結果津波が起きる。 NASAは探査機を送るが、探査機は月に開いた穴からデてきた未知の存在に襲撃される。 未知の存在は電気エネルギーに反応していると判断したNASAはスペースシャトルを スミソニアンから引っ張り出して、Brianに運転させて月におくり密かに開発していた電磁兵器で 対抗しようと考えるが。。
不当な批判を浴びた主人公のリベンジ、世間から見放された陰謀論オタクのリベンジ、 離婚して離れてはいるが成長した息子への愛情、母への愛、 未知の知性体との遭遇、津波を避けて間一髪上昇していくシャトル、 降り注ぐ隕石と津波、暴徒と化した市民との戦い、 などなど、要素詰め込みすぎ。映画3つ分ぐらいのプロットを一つの作品に 入れちゃったみたいな。インデペンデンス・デイとハルマゲドンと未知との遭遇、とかそんな感じ。
それを過剰な演出とやりすぎて陳腐化したCGで見せる。無数にある科学的なつっこみどころは全部 忘れるにしても、作劇的にもおかしいだろ。 これは、現代の映画の作り方の到達点の一つなのかもしれないが、どう考えても間違ってる。
今は「ポスト」構造主義の時代。ではもともとの「構造主義」とはなんだったのかを優しく解説。大変わかりやすい。なんかわかった気になった。
構造主義四銃士
これもkindleオンリー。中島聡さんは技術者として信頼している。 わたしはNFTは基本詐欺だと思っているのだけど、中島さんはNFT推しなので、 その理由が知りたくて読んでみた。
どうも中島さんが推しているのは、アイテムのすべての情報をチェーン上に登録する Full on chain のNFTらしい。Full on chain にするためにはデータ量を圧縮 しなければならず、そのためにベクタ化した画像などを扱うようにしている。これなら 確かに、ある程度の意味はありそう。
しかし、世間のNFTの殆どはfull on chainではないので、基本詐欺だという私の意見 は変わらない。