きみはポラリス
ISBN4101167605
新潮文庫
恋愛をテーマにした短篇集。
「永遠に完成しない二通の手紙」小学生からの腐れ縁の二人の青年のあいだの友情(?)
「裏切らないこと」回想のなかの老夫婦が実は姉弟だったというのがびっくり
「私たちがしたこと」過去に犯した殺人を胸に秘める男女
「夜にあふれるもの」異常な信仰心を持つ真理子が闇に消える
「骨片」大学文学部を卒業したにもかかわらず実家である田舎の菓子屋で働く女性の、若くして亡くなった恩師への愛を描く
「ペーパークラフト」偶然出会った夫の後輩は実は浮気調査の探偵だった
「森を歩く」謎の恋人捨松は、プラント・ハンターだった
「優雅な生活」恋人との「ロハス」な生活
「春太の毎日」犬の一人称で、飼い主への愛と、その恋人への複雑な思いを描く
「冬の一等星」盗難されたクルマの後部座席にいたために誘拐されてしまった少女と誘拐犯の交流
「永遠に続く手紙の最初の一文」巻頭作品の高校時代の前日譚を描く
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